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2024.11.21
山岳グランプリ公募について
先般「山岳グランプリ」顕彰について公募を行いましたところ、1件の応募がありました。同件を審議致したところ、末尾に示す通り、「山岳グランプリ」と認定せず、「特別賞」とすることとなりました。
山岳グランプリ公募について
先般「山岳グランプリ」顕彰について公募を行いました。次の1件の団体から応募がありました。
TJAR(トランスジャパンアルプスレース)実行委員会
所属・職名 氏名(団体代表者):飯島 浩
TJARは、2002年から隔年で開催され、本年で第12回を迎えた。
推薦理由(抜粋)
北、中央、南アルプスを越え、日本海から太平洋までを制限時間内で走り抜ける「トランスジャパンアルプスレース(以下、TJAR)」。自然環境や生活環境の様々な変化が起こり得る近年において、「日本一過酷なレース」と呼ばれるこのレースを支え、継続し続けることが容易でないことは想像に難くない。危険と背中合わせとも思われるこのレースをいかに安全に遂行し、選手たちの力を最大限発揮できる環境を提供するために、日ごろから、開催地でのボランティア活動(登山道整備、山小屋への物資歩荷、整備等への寄付活動)が必須である。また、回を重ねるごとに増え続けるレース参加希望者の選考において、適切なレース継続能力を測る(縦走経験や登山技術、走力など)ことは、より安全な登山技術の普及に貢献しているともいえる。2010年頃、NHKで放送されたこときっかけに、登山者やトレイルランナーだけではなく、数多くの国民に知られることになり、日本海から太平洋に至るコース上(北・中央・南アルプス)に応援者の声が線で繋がる程の影響を与える。そして、また、選手たちを応援することで自らの元気と勇気を得ることができる大会ともなっている。継承すべき登山文化を守りながらも新しい文化や技術を取り込み、日本の登山文化の裾野を拡大し続けている。
<実行委員会メンバー>
創始者 岩瀬幹夫:愛知県山岳・スポーツクライミング協会 副理事長
代表 飯島浩 :国民体育大会山岳競技に長野県山岳協会選手として参加
田中正人 :国民体育大会山岳競技に東京都山岳連盟選手として参加、アドベンチャーレースの
プロチーム「Team EAST WIND」創設者
畑中渉 :国民体育大会山岳競技に富山県山岳連盟選手・監督として10年以上参加
他6名
*選手 「TJAR」4連覇の望月将悟は、静岡県山岳連盟より縦走競技選手として活躍
*撮影チーム 平出和也、中島健郎なども従事
審議結果
公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会として以下の様に決定しました。
「山岳グランプリ」とするには多々意見があり、認定が難しい。
しかし、今後の発展を期待して本件を「特別賞」とする。
以上