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2023.2.24

【2/24一部改訂】スポーツクライミング 第6期 JMSCAパリオリンピック強化選手選考について

(2023/2/24)

1.権限の所在

JMSCAオリンピック強化選手を選考する最終的な権限は公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(以下「当協会」という。)にある。選手の選考は、以下の基準に基づき、強化委員会が推薦し、常務理事会で承認することによって決定する。

2. パリ2024オリンピックにおける強化目標及び選考方針

(1)パリ2024オリンピック競技大会において金メダルを含む複数メダルを獲得することを目的とし、国際競技大会で決勝進出などの経験を持つ選手を選考する。

(2)国際競技大会においてB&L種目またはスピード種目で世界のトップ選手達と戦える競技力を持つ選手を世界ランキング上位者または国内外の大会の上位者から選考する。

3.選手の選手の義務

(1) 法令、当協会及び関係団体が定める規程やルールを遵守すること。
(2) 強化委員会がJMSCAパリオリンピック強化選手に対し指定した大会・合宿・練習会・研修会等に可能な限り参加すること。
(3) その他、強化選手としての自覚を持ち、強化委員会の指示等に実直に対応すること。

4.B&L種目大会等の派遣選手について

(1) B&L種目(ボルダーとリードの複合種目)の大会とは、IFSCクライミング世界選手権2023(2023年8月・スイス)、第 19 回アジア競技大会(2022/杭州)(2023年10月・中国)、アジア予選(2023年11月・場所未定)などの大会を指す。

(2) 派遣選手の選考
① 第 19 回アジア競技大会(2022/杭州)アジア競技大会への派遣は第6期JMSCAパリオリンピック強化選手のランク上位選手より順に各大会の参加人数を満たすまで選手を派遣する。また優先順位の次選の選手1名を補欠選手とする。さらに、本大会に参加者できる年齢は17歳以上(2006年12月31日までに生まれた)である。
参考)派遣選手数はB&L種目男女2名ずつ、スピード種目男女1名ずつ


② IFSCクライミング世界選手権2023の派遣について
参考:IFSCクライミング世界選手権2023の派遣者数はボルダー、リード、スピード種目各5名ずつ

【ボルダー・リード種目について】
i. Sランクの選手を最優先で派遣する
ii. B&Lジャパンカップ2023で2位の選手をⅰ)に次ぎ派遣する
iii. 2023年7月10日時点で、ボルダー・リードワールドカップの両種目へ最低1大会ずつ参加した選手の中からワールドカップ順位におけるB&Lポイント※1の上位選手から参加人数を満たすまでの選手をⅱ)に次ぎ派遣する
※1 IFSCルールに定めたB&Lワールドランキングとは異なり、ボルダーワールドカップとリードワールドカップのそれぞれの最上位の順位1大会ずつの順位ポイント(別紙参照)を加算
iv. ⅲ)までで参加人数を満たさない場合は、AランクからBランクまでの選手をランク順に選出する。
v. また単種目の参加はIFSC枠を持っている男子ボルダーのみとする。ただし、IFSC枠保持者以外の選手が参加できることになった場合は、IFSCボルダーワールドカップの年間ランキング上位者から優先的に選出する。
【スピード種目について】
i. SランクからBランクまでの選手をランク順に参加枠を満たすまで派遣する
ii. ⅰ)で参加枠が満たされない場合は個人最高記録の順に参加枠を満たすまで派遣する
iii. 個人最高記録は、IFSCまたはJMSCAが主催・共催・公認するスピード種目の大会を対象とする。また対象となる期間は2023年3月1日から7月10日までの間とする。
③ アジア予選への派遣は現時点では大会要項が未定である。これら詳細事項の決定後に必要である場合は本選考基準を再度改定し公表する。

5.B&Lポイントについて

(1) 「ボルダージャパンカップ」「リードジャパンカップ」の順位に準じた順位ポイントを加算し、そのB&Lポイントを用いて決定する。なお、両大会へ出場した選手のみに順位ポイントは与えられる。

B&Lポイント = 「ボルダーポイント」+「リードポイント」

※順位ポイントは参考資料 参照
※同順位の場合は、平均値をポイントとする。
  例)3位が2名の場合は、690(3位)+610(4位)/2名で650ポイントとなる。

(2) 複合ポイントが同ポイントの場合は、各選手のボルダー、リードの両種目の順位ポイントを比べ、最高順位ポイントの高い選手を上位とする。
【例】同ポイントが2名のこの場合では、選手Aが順位は上となる

選手ボルダーリードB&Lポイント
選手A1000pt(1位)300pt(12位)1300pt
選手B610pt(4位)690pt(3位)1300pt

(3) (1)(2)でも順位が決定しない場合は、B&L(コンバインド)ジャパンカップの順位の高い選手を上とする。

6. 第6期JMSCAパリオリンピック強化選手について

(1) 第6期JMSCAパリオリンピック強化選手は2023年4月1日から2023年11月30日までの期間を対象とする。
(2) 第6期JMSCAパリオリンピック強化選手については、当協会登録選手規程に従いA登録をしている選手の中から、以下の基準により選出し、各種目において基準となる実績によって以下のようにランク分けをおこなう。

【B&L種目】

SランクからBランクの対象選手の総数は男女それぞれ最低5名とし、仮に対象選手数の総数が4名以下となった場合は、B&Lジャパンカップの4位以下の選手から順にBランクへ繰り上げを行い男女5名ずつとする。

ラ ン ク  基準となる実績選手への特典
Sランク 1) B&Lジャパンカップ2023の1位
2) ボルダー及びリードジャパンカップ2023のB&Lポイント 1位
・第19回アジア競技大会(2022/杭州)へ最優先で派遣する ※2
・IFSCクライミング世界選手権2023のボルダー、リードの両種目へ最優先で派遣する
・ボルダーワールドカップ及びリードワールドカップのそれぞれへ最大2大会ずつ最優先で派遣する ※3
Aランク 3) B&Lジャパンカップ2023の2位 ・第19回アジア競技大会(2022/杭州)へ1)2)に次ぎ派遣する
・IFSCクライミング世界選手権2023のボルダー、リードの両種目へ1)2)に次ぎ派遣する
・ボルダーワールドカップ及びリードワールドカップのそれぞれへ最大2大会ずつ1)2)に次ぎ派遣する
4)ボルダー及びリードジャパンカップ2023のB&Lポイント 2位 ・第19回アジア競技大会(2022/杭州)へ1)2)に次ぎ派遣する
・IFSCクライミング世界選手権2023のボルダー、リードの両種目へ3)に次ぎ派遣する
・ボルダーワールドカップ及びリードワールドカップのそれぞれへ1大会ずつ3)に次ぎ派遣する
Bランク 5) B&Lジャパンカップ2023の3位
6) ボルダー及びリードジャパンカップ2023のB&Lポイント 3位
・第 19 回アジア競技大会(2022/杭州)へ4)に次ぎ派遣する ※4
・ボルダーワールドカップ及びリードワールドカップのそれぞれへ最大1大会ずつ4)につぎ5)6)の順で派遣する

※3 複数の選手がいた場合には、ワールドカップ順位でB&Lポイントを算出し、ポイント上位の選手から順に大会派遣選手を選出する。
 ただし、参加大会の申込期限までの大会成績を対象とする。
※4 第6期JMSCAパリオリンピック強化選手からの派遣は1大会1種目につき男女最大4名ずつとする。
 また対象大会は5月以降のIFSCクライミングワールドカップとする。
※5 6)で参加枠を満たさない場合は、B&Lジャパンカップの4位以下の選手から順に選出する。

【スピード種目】

ラ ン ク  基準となる実績選手への特典
Sランク IFSCまたはJMSCAが主催・共催・公認するスピード種目の大会において、男子5. 39秒以内、女子7. 29秒以内の記録を持つ選手・第19回アジア競技大会(2022/杭州)へ最優先で派遣する ※6
・IFSCクライミング世界選手権2023へ最優先で派遣する
Aランク1) IFSCまたはJMSCAが主催・共催・公認するスピード種目の大会において、男子5. 59秒以内、女子7.59秒以内の記録を持つ選手
2) IFSCスピードワールドカップ2023で6位以内の成績を収めた選手
・第19回アジア競技大会(2022/杭州)及びIFSCクライミング世界選手権2023へSランクに次ぎ優先で1)2)の順に派遣する(参加枠を満たすまで
Bランク3) IFSCまたはJMSCAが主催・共催・公認するスピード種目の大会において、男子5.79秒以内、女子7. 89秒以内の記録を持つ選手
2)    スピードジャパンカップ2023 1位
 ・第19回アジア競技大会(2022/杭州)及びIFSCクライミング世界選手権2023へAランクに次ぎ優先で3)4)の順に派遣する(参加枠を満たすまで)    

※第 19 回アジア競技大会(2022/杭州)の選手選考については2023年4月30日時点で最上位の記録の選手1名を選出する
※記録については、IFSCまたはJMSCAが主催・共催・公認するスピード種目の大会を対象とする(2023年3月1日から7月10日までの期間)
※同じランク同士の選手についてはより速い記録を持つ選手から選出する

7.その他

(1) IFSCルールの変更等があった場合には、選手選考基準も準じて改定をおこなう場合がある。
(2) 現在大会要項が公表されていない大会については、公表後に選手選考基準を追記する場合がある。

以上

(参考〉 

順位ポイント

順位ポイント順位ポイント順位ポイント順位ポイント
1位100021位14541位1461位4
2位80522位13042位1362位4
3位69023位12043位1263位4
4位61024位10544位1164位3
5位54525位9545位1165位3
6位49526位8446位1066位3
7位45527位7347位967位3
8位41528位6348位968位3
9位38029位5649位869位2
10位35030位4850位870位2
11位32531位4251位771位2
12位30032位3752位772位2
13位28033位3353位773位2
14位26034位3054位674位2
15位24035位2755位675位1
16位22036位2456位676位1
17位20537位2157位577位1
18位18538位1958位578位1
19位17039位1759位579位1
20位15540位1560位480位1


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更新履歴

No.日付更新内容
2023/1/13初版掲載
22023/2/244 (2) 項変更、6 (2)項変更
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