海外からの案内2020

海外からの案内2020


 このページは、海外の山岳組織などから、公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会宛てに来ている案内を掲載しています。
 



キルギス マウンテンスピリッド公募について
KYRGYS ALPINE CLUB
“Mountain Spirit 2020”
キルギスのパミール山群での登山アドベンチャーへのお誘い
 
キルギス・アルパイン・クラブ(キルギス山岳会=KAC)は、これまで7年にわたって毎年夏のシーズンにマウンテン・スピリット・プロジェクト(MSP)を催行してきましたが、2020年夏も開催されます。
今年、MSP-2020の要点は、以下の通りです。

 
KACはアジア山岳連盟(UAAA)加盟団体メンバーを無料でキルギスの山々に招待する。
各国からの招待人数枠は以下の通り。
 ・天山山脈アクサイ山域(アラアルチャ国立公園内)
   イラン 2、中国 2、モンゴル 2
 ・パミール・レーニン峰
   日本 2、台湾 2、韓国 2、イラン 2、ネパール 2
 
日本人への無料招待枠はレーニン峰への2人で、参加希望者は日本山岳・スポーツクライミング
協会(JMSCA)宛てお申込みください。
ただし、現在世界的に流行しているコロナウィルス肺炎禍により、キルギスは日本人の入国を禁止している。
MSP実施時期ごろまでに事態が改善されていなければ参加は困難なので留意されたい。


MSPの趣旨目的
・アジアの若い登山者相互間の経験交流・友好増進を深める中で真の登山精神を高めること。
・キルギスの山々を知ってもらい、登山を促進すること。

MSP- 2020の実施要項
1) 無料招待
 (a)天山山脈アクサイ(Ak-Say)氷河山域でのクライミング=ビシュケク(キルギス首都)空港で
  ピックアップからアクサイでのクライミング、そしてビシュケクまでの送迎。
 (b)レーニン(Lenin)ピーク登山=オシ(キルギス第2の都市)空港でピックアップからレーニン登山、
    そしてオシに戻るまで。

2)実施期間
・テクニカル・チーム(アクサイ氷河):2020年6月7日~18日(12日間)
・高峰登山チーム(レーニン峰7134m):2020年7月19日~8月7日(20日間)

3) 参加者について
   各々の登山チームは少なくとも2人の登山者(ロープを結び合えるペア)から構成されていなければ
  ならない。2人とも、ロープを繋ぎ合っての行動(コンティニュアス)のトレーニングあるいは
  クライミングの経験を持っていなければならない。
   チームは自らの登山経験と技術の更なる向上目指して、登山、トレーニングにおいて活動的でなけれ
  ばならず、強いモチベーションを示さなければならない。

  対象年齢:
   ・アクサイ・チーム=20~40歳
   ・レーニン・チーム=25~40歳(ペアの一方がパートナーを指導する立場ならこれより
    年上でも 参加可能)

  ◇もし各団体が無料招待枠以外に更に参加を希望する場合、MSPと同じ日程ならKACは特別割引料金
   を提供できるので、詳細をJMSCAを通じて照会してほしい。なお、日本人のアクサイへの参加希望
   を持つ人はKACに問い合わせるのでJMSCA宛て照会してください。

  ◇アクサイ氷河上、そしてレーニン・ピーク、両山域とも各チームは他のいくつかの国のクライマーとの
   協議とKACの調整の下で協同チームを組んで登ることができる。

  最小限の技術的要件:
   ◎アクサイ・チームには2000~2500m程度の山の登山経験と簡単な技術的レベルの登攀経験
    ・登山用具を使いこなす基本的技術
    ・ロープと他の登攀用具との連結
    ・氷上や岩の斜面を効率的に行動できること
    ・岩、氷と雪上における確保。プロテクション技術;
    ・氷雪上でアイゼンとピッケルを使いこなせること   
    ・ロープをコイル状に携えて同時に行動する(コンティニュアス)技術 ・安全な氷河歩行と
     クレバス救出技術 ・氷雪領域での下降技術
    ・アルパイン地域でのルートファインディングと地図・ガイドブックの読解力
    ・登山用具の選択と準備
    ・救急法技術
 
⦿用意すべき登山用品用具リスト
アクサイ・チーム
  登山ブーツ(最高5000m高度のために)、ゲーター、アイゼン、フードのある風防&防水ジャケット、   暖かい&防水オーバー手袋やミトン、ヘルメット、プルージック用スリングロープ(径6mm×5m2
  本)、 ピッケル(必要ならばクライミング用を)、寝袋(最低気温マイナス10℃対応)、サーマレスト
  か類似した睡眠用マットレス、テント、リュックサック(最小40ℓ)、ヘッドランプ、サングラス、
  ストック(トレッキングポ ール)、ガスストーブ(EPIタイプ)、ハーネス、カラビナ、ロープ、
  ハーケン、フレンズ、登るルートによっては必要な更なるギア類

   ◎レーニン・ピーク・チームは4000m以上の山の登山経験;
   ・傾斜面や平坦地での固定ロープ帯の行動力
   ・固定ロープ上の確実な掛け替え技術 ・確保器での懸垂下降
   ・万年雪と氷の斜面(最大斜度30度)をアイゼン、ピッケルでの行動力
   ・ロープを結び合ったチームとしての氷河上の行動力
   ・万年雪と氷の斜面での自己確保技術
   ・安全な氷河歩行とクレバス救助と自身脱出能力   
     ・ユマール1個での垂壁登高技術(クレバスからの脱出に必要)
         ・救急法技術

⦿用意すべき登山用品用具リスト
      ▶レーニン・ピーク
          高所用ブーツ(マイナス30度対応)、トレッキングブーツ、ゲーター、ピッケル、アイゼン、
          暖かい帽子、防風ズボンとジャケット、風防と防水ズボンとフードのあるジャケット 、
          防風防水オーバー手袋とミトン、 ハーネス、ヘルメット、アイススクリュー(2本)、
          カラビナ(3~4個)、プルージック・スリング用ロープ(径6mm×3~5m2本)、
    最短20m×径8㎜ロープ(2人の登山者ごとに),全季用寝袋(マイナス25~30度対応)、
          サーマレストか類似のマットレス、高所用テント、ルックサック(最小40ℓ)、ヘッドランプ、
          サングラス、ストック(トレッキングポール)、ガスバーナー(EPIタイプ)、
          クッキングセット、 応急手当キット
                                                                                                                                                       ◇招待チームのためにKACが提供する無料サービス
       ⦿アクサイ・チームに:
           ・ビザ取得支援(必要なら。ただし日本人は通常入国時に60日間の滞在許可 を得られる)
           ・在留許可登録(OVIR・必要であるならば)
           ・キルギス山岳救助サービスの登録
           ・キルギス山岳会による登頂証明書の発行
           ・ビシュケク空港とアラアルチャ(AlaArcha)国立公園間の送迎輸送
      ▶宿泊について
           ・ビシュケクではゲストハウスで2泊(朝食付き)
           ・アクサイのベース・キャンプではアクサイ山荘3300m)で過ごす
           ・山上での食事と燃料についてはKACは食物と燃料(ガス)を提供する。
              参加者は自分自身でそれを運び、調理すること。ただし予め荷揚げポーターやコック
           ・サービスを予約することができる。
           ・山荘とは別に設置された-トイレ
           ・荷物預かりサービス
           ・山小屋でのソーラーパネル発電による電力供給/バッテリー充電も可
           ・山小屋の歓談用大部屋
           ・上級ルート1~2本のアイスクライミング・トレーニング(経験あるガイドまたはインスト
               ラクターの同行 または助言指導)
           ・航空券の出発日変更手続き支援(航空会社の手数料は自己負担)

  ⦿レーニン・ピーク
           ・ビザ取得支援(必要な場合。ただし日本人は通常入国時に60日間の滞在許可を得られる)
           ・在留許可登録(OVIR・必要な場合)
           ・オシ(Osh)州への入境およびベースキャンプへの送迎
           ・キルギス山岳救助サービスの登録
           ・キルギス山岳会による登頂証明書の発行
           ・オシ空港への送迎 ・オシ~アチクタシ(Achik Tash)ベース
           ・キャンプ~オシ間の輸送

   ▶宿泊について
           ・オシで:ゲストハウス1泊(朝食付き)
           ・BCとABCでの全食付きの宿泊
           ・アチクタシBC(3600m)では基本的に2人でシェアするテント泊(暖かなマットレス付属)
           ・ABC(4200m)では基本的に2人でシェアするテント泊
           ・BCのシャワー設備
           ・トイレット
           ・荷物預かりサービス
     ・山小屋でのソーラーパネル発電による電力供給/バッテリー充電も可
           ・BC、ABCでの歓談用大部屋またはユルト(遊牧民仕様の大型テント=パオ)
           ・BCとABCにおける経験豊かな山岳ガイドによるルートについての助言指導
           ・航空券の出発日変更手続きサポート。

アクサイ(アラアルチャ)チーム スケジュール概要
日順日付行程 宿泊
16月7日ビシュケク(マナス空港)到着-ゲストハウス/KACスタッフによる山中活動についての説明と準備ゲストハウス
28日アラアルチャ国立公園へ輸送/アクサイ山荘へトレッキングアクサイ山荘
 
3~49~10日山岳ガイドまたはインストラクター同行の上級アイスクライミング・トレーニング
511日ウチテル(Uchitel)峰(4527m)か同程度の山に向けた高所順応トレーニング
612日休息日アクサイの小さい山小屋、またはテント
7-1013~16日アクサイ山域での氷のルートからの登攀
1117日アクサイからビシュケクへの帰路ゲストハウス
1218日マナス空港への輸送/帰国の途へ-

レーニンピーク・チーム スケジュール概要
日順日付行程 宿泊
17月18日オシュ到着/アチクタシBC(3600m)へ輸送BC(テント)
2~187月20日~8月5日レーニン峰登山活動(17日間)BC/ABC/C2/C3(テント泊)
196日アチクタシBC~オシュ下山・輸送/オシュ泊ゲストハウス
207日オシュ国際空港へ輸送/帰国の途へ-

・各参加者は事故と医療対応に備えて少なくとも40,000米ドルを保証する保険に加入していなければならない。

マウンテン・スピリット・プロジェクト2020の参加条件と留意事項
・参加を希望するためには、アクサイ・チームについては遅くとも到着の8週間前までに、
 レーニン峰チームについては10週間前までに予約しなければならない。
・KACは、参加に興味を持つ者にはできるだけ早く申し込むことを強く推奨する。
 期限を過ぎての申し込みの場合は緊急の手続きに対する料金として1人100米ドルが請求される。
・送迎・輸送の日時は参加者の到着プログラムに左右されることがある。
・すべての詳細は、手続きが完了した参加決定者に直接伝えられる。 
・登山者は個々に登山装備を準備し、登山隊独自で登頂作戦を立案すること。
・参加者が登山または訓練のために個別にガイドまたはインストラクターを必要とするなら、
 当事者の責任のうえで雇うことは出来る。
・国内航空便を運航する航空会社は事前通知なしで運賃を変更することがあり得る。
・国内便に無料で預けられる荷物は1人15kgまでで、超過重量は1kgあたり1米ドル徴収される。
・登山隊がビシュケク(キルギスの首都)またはオシに前もって登山用品一式を送っておきたいのならば、
 その要請と料金支払いによって、KACは通関手続きを代行し、オシに配送することができる。
 〈再録〉登山者は最低40,000米ドル保証の医療保険がなければならない。それは非常時の
  救助作業の保証として必要とされる。

無料サービスに含まれないもの
・キルギス入国ビザ料金(必要であるならば。日本人は通常不要)。
・参加者の出発地からオシまでの往復航空運賃。
・個人的に雇用する登山ガイドまたはインストラクターの雇用費。
・荷役の馬/ポーター代。
・ABCより上部の高所キャンプでの炊事・調理。
・ビシュケク、オシでの追加滞在費。
・個人的な観光・遠足費用。

【申し込み方法・締め切り】
派遣は日本山岳・スポーツクライミング協会を通じて行ないます。
参加希望者は以下の申込書に記入し、日本山岳・スポーツクライミング協会までメールでお申込み下さい。
 
キルギスMountain Spirit 2019参加申込書 
メールアドレス  info@jma-sangaku.or.jp
 
締め切り 2020年4月30日(木)
(申し込み者多数の場合は、申し込み資料をもとに日本山岳・スポーツクライミング協会で選考を行ないます。キルギス本国締め切りは2020年5月15日。)
 

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